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注文住宅に関する建築関連の用語について、耳慣れた簡単なものや専門的なもの等様々な用語を解説します。
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あ行 |
アスベスト |
石綿のこと。柔軟な灰白ないし帯縁・帯褐色の繊維状の結晶性の鉱物で、繊維質であり、耐火性・断熱性が大きい。不燃材料で発ガン性が判明して、耐火被覆吹付材としての使用は禁止されている。 |
厚型スレート
(あつがた-) |
モルタルに石綿などを混ぜ、機械で圧縮して造った屋根葺材。セメント瓦によくにているが、平たく葺くときは桟に釘で止める。 |
合せガラス
(あわ-) |
安全ガラスの1つで、プラスチックの中間膜を2枚の板ガラスではさみ込み、高熱圧着したもの。中間膜があるため、割れても破片の飛散落下がほとんどない。 |
アンカーボルト |
コンクリートに埋め込んだボルトで、主として土台または柱脚を基礎に緊結するために用いる。 |
芋目地
(いもめじ) |
れんが造またはコンクリートブロック造などで、目地が縦方向に連続して通っている目地のことをいう。 |
請負契約
(うけおいけいやく) |
一定の仕事の完成に対して、一定の報酬を支払う(受けとる)ことを約束する双務契約。 |
大壁造り
(おおかべづく-) |
柱や梁などの骨組みを壁で包んでしまう形式で、日本の土造壁も大壁造りである。 |
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か行 |
笠木
(かさぎ) |
塀や手摺などの上部にかぶせられる仕上げ材のこと。 |
かすがい |
土台・軸部・小屋組・その他の部材の緊結に用いる金物。 |
矩計図
(かなばかりず) |
建物の垂直方向の各部の高さを示す図。地盤面・基礎・床・柱・開口部・天井・屋根などの寸法・構造材・仕上材などを描いたもの。 |
基礎
(きそ) |
建物の最下部にあって、建物の重さを地盤に伝え、建物と地盤を固定するもの。 |
切妻
(きりづま) |
屋根の側面の端を垂直に切り落とした形。 |
管柱
(くだはしら) |
階上と階下が胴差(どうさし)で区切られている柱をいう。これに対して上下階に1本で通っている柱を通柱(とおしばしら)という。 |
組子
(くみこ) |
格子窓や障子・欄間等で縦横に組み合わされた小さな桟のこと。 |
建蔽率
(けんぺいりつ) |
建築面積の敷地面積に対する割合。 |
工程表
(こうていひょう) |
着工から竣工までを各工事種別に、作業量を日数に換算するなどして示した表。 |
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さ行 |
在来工法 |
柱・梁・桁・土台などの軸組部材に木材を用いた軸組工法で、日本の伝統的木造工法の発展したものである。ツーバイフォー工法などの工業化工法に対する言葉として用いられる。 |
漆喰
(しっくい) |
白い塗り壁をつくる材料。 |
シックハウス症候群
(-しょうこうぐん) |
建材から発生する揮発性有機化合物(VOC)などによって室内空気が汚染され、アレルギーなどの症状をひきおこすこと。近年、件数が急激に増加し、社会問題となっている。 |
遮音性能
(しゃおんせいのう) |
音を遮る性能であるが、法律上は、隣接する住戸からの日常生活を伴い生じる音を衛生上支障がないように低減するために界壁に必要とされる性能をいう。 |
尺貫法
(しゃっかんほう) |
日本古来の度量衡法。現在でも在来工法の住宅では長さの寸法体系として尺・間を単位として使われている。 |
集成材
(しゅうせいざい) |
厚さ2.5〜5pの板(ラミナー)を、繊維方向を長さの方向にして積層接着したもので、長さおよび幅継ぎともに行われる。 |
筋かい(違)
(すじ-) |
構造物を地震や風圧に対して丈夫にするために、骨組のなかに斜めに入れる材。 |
石膏ボード
(せっこう-) |
プラスターボードともいう。石膏を練って平らに伸ばして作った板。不燃材料であるので、耐火構造を構成する材料として使われる。 |
外断熱
(そとだんねつ-) |
外壁、屋根などの構造体の外気側に断熱材を納める断熱方法。 |
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た行 |
対面式キッチン
(たいめんしき-) |
厨房設備機器の配列形式の1つ。食事室や居間に面して流し台や調理台などを設け、台所側と食事室などの側の人が顔をあわせて話しをすることができる。 |
耐力壁
(たいりょくへき) |
上部の重さを支えて、地震力にも抵抗できるように設計した壁をいい、抵抗力のない単なる間仕切壁のようなものは、耐力壁とはいわない。 |
中間検査
(ちゅうかんけんさ) |
工事の途中で行う検査。特定行政庁が定める特定工程の際には、建築主事などの中間検査を受ける。 |
束
(つか) |
床や母屋等を支える短い縦材。使われ方により床束、小屋束、吊束等の種類がある。 |
天窓
(てんまど) |
天井(屋根)に設けられた窓。有効採光面積を算定する場合、採光補正係数を3として計算するので、窓の面積が3倍あるものと見なされる。 |
床の間
(とこのま) |
和室の上座に取り付けられた一段高い床。 |
土台
(どだい) |
木造の柱の下端に配置する横材。布基礎やベタ基礎などの基礎の上にアンカーボルトで緊結する。 |
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な行 |
長押
(なげし) |
柱を両面から挟みつけて釘で固定した横材をいう。古くは構造材であったが、現在では意匠材となっている。 |
2項道路
(にこうどうろ) |
建築基準法第42条第2項に定義されている道路。都市計画区域に編入時に建築物が立ち並んでいた幅員4m未満の道で特定行政庁が指定したものをいい、復員4mの道路と見なされる。 |
布基礎
(ぬのきそ) |
柱列あるいは壁下に沿った細長く連続した基礎。 |
熱線吸収ガラス
(ねつせんきゅうしゅう-) |
熱線である赤外線を吸収することによって熱を遮断するガラス。 |
野縁
(のぶち) |
天井板を取付けるための天井裏の横材。 |
延べ面積
(のべめんせき) |
建築物の各階の床面積の合計をいう。容積率制限の場合は、一般の延べ床面積の1/5までの車庫面積や住宅面積の1/3以下の地階住宅部分、共同住宅の共用の廊下と階段部分の床面積は算入しなくてもいい。 |
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は行 |
ハーフティンバー |
1450〜1650年頃、イギリスで盛んに用いられた木造建築の様式の1つ。柱、斜材、梁などの骨組を外部に現し、石材や土壁で間を充填したもの。 |
パントリー |
食料品や食器類を貯蔵する小さな部屋。厨房や食堂に隣接させる場合や客室に近接させる場合とがある。 |
品確法
(ひんかくほう) |
「住宅の品質確保の促進等に関する法律」の略称。 |
分電盤
(ぶんでんばん) |
分岐回路用の開閉器、ヒューズなどの保安装置を集めて取付けたもの。 |
ベタ基礎
(-きそ) |
建築物に用いる基礎の構造方法の1つ。地盤が軟弱な場合や周囲の条件などにより、柱の下だけでなく、建築物の下を全面的に基礎スラブとして建築物を支える基礎。 |
ホルムアルデヒド |
メチルアルコールを酸化させた刺激臭のある気体で、防腐剤として広く建築材料に用いられてきた。しかし人体への影響が大きいので、平成15年から使用制限と空調設備の義務付けが適用されている。 |
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ま行 |
間仕切壁
(まじきりかべ) |
空間を分割する壁。間仕切壁の中には、構造上重要な壁とそうでない壁、防火上重要な壁とそうでない壁がある。 |
間柱
(まばしら) |
荷重を支えるために柱ではなく、ただ壁を造るための骨組とするために、管柱と管柱の間に立てる柱を間柱という。 |
みなし道路
(-どうろ) |
法律上「道路とみなす」とされる2項道路等においては実際に幅員4mなくても、「法律上は幅員4mある道」があるものとして扱うことをいう。 |
無目
(むめ) |
敷居・鴨居用の部材で、建具用の溝のないもの。 |
免震構造
(めんしんこうぞう) |
積層ゴム支承、滑り支承、ローラー支承あるいはオイルその他の粘性や鋼材等の復元力特性を利用したダンパーなどの装置・機構を設け、地盤から建築物へ伝わる振動を絶縁したり固有周期の調整によって応力や変形を制御しようとする構造。 |
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や行 |
遣方
(やりかた) |
建物の着工前に杭を打ち、貫を打付けて、建物位置や壁の中心などを示すために作るもの。 |
床面積
(ゆかめんせき) |
建築物の各階またはその一部で、壁その他の区画の中心線で囲まれた部分の水平投影面積。 |
容積率
(ようせきりつ) |
建築物の延べ面積の敷地面積に対する割合のこと、容積率は、都市計画として各用途地域別に一定の範囲内の割合として定められたものを採用することとされている。 |
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ら行 |
ラスボード |
塗壁下地として用いられる石膏ボードでボード面のくぼみの有無によって、型押ラスボードと平ラスボードの2種類がある。 |
リビングキッチン |
台所付き居間などと訳されている。居間の一部が台所になっている形式。 |
ロックウール |
安山岩、玄武岩などを溶融し、それを吹付け繊維状にしたもの、保温材、吸音材などに用いる。 |
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わ行 |
割栗石
(わりぐりいし) |
割栗地業に用いる石。直径15〜20p程度の硬い石を小端(こば)立てに敷きならべて、突き固めて地業とする。 |
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